もっつの効率的で妥当なブログ

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組織のトラブルを私個人で責任を負わされそうになった、という話

こんにちは、もっつです。

先日、仕事の中で、ありえない不当な扱いを受けました。ちょっとスマホを触るのも億劫になるほどに、プライベートが“プチ炎上状態”でした。

そこで私は今回、所属する組織を相手に「静かに戦う」事を決意しました。今日はそんな出来事の経緯を面白おかしく記事にしてみようと思います。

出来事の経緯

流石に生々しく書き過ぎると私の身バレが怖いので、詳細や具体名は言わないでおきます。

…その代わりに、私もっつが「中学校で働く先生」であると置き換えて、限りなく現実に起きた出来事に近い形を再現してみました。私は学校関係者でも何でもないですが、世界観はイイ感じに創作できてるかと思います。

ちょっと設定が込み入ってますが、それくらいリアルの出来事が複雑だった…ということです。

なお、以下に出てくる固有名詞は全部実在しません。完全創作ですので、悪しからず。検索かけても何も出てきませんよ。

舞台設定

職場環境

○あおば市立 山海中学校

生徒1,000人級の市内でも随一のマンモス中学校です。職員数は教職員含め約150人います。

学校そのものは「あおば市教育委員会」の傘下にある学校のひとつです。

単純に、そこそこ規模の大きな組織での出来事だと思ってもらえれば結構です。

登場人物

○私(もっつ)(34)

この学校で数学の教職員として働いています。あおば市教育委員会の採用で、職員歴は通算12年目、中堅一歩手前の職員といったところ。流石に、仕事上なにがセーフでどこからがアウトがか…くらいの分別はできます。

山海中学校での勤務は、今年で4年目になります。昨年度は3年1組の担任をし、生徒40人を卒業まで送り出しました。今年度は新たに1年1組の担任をしています。

○山海中学校教頭・吉田吉男(58)

山海中の実質ナンバー2であり、職場の直属の上司です。再来年で定年退職の予定です。

山海中学校で働いて6年目で、校長ですら口を挟めないくらいに経験豊富の古株です。日頃から業務の実権をかなり握っています。

ベテランらしく、若手に対して一方的に意見をぶつける等の“老害”っぷりを発揮する人で、部下全員から疎まれています。しかし意思決定を掌握する直属の上司なので、皆逆らえない状態です。

また、定年退職のゴールが見えてきたからなのか、学校の諸問題は積極的に解決せず、先送りして流そうとするスタイルをとっています。

早い話が、責任逃れをする老害上司、という感じです。

○あおば市議会議員・藤堂たかひこ(62)

在職5期目、当あおば市のベテラン市議会議員です。教育分野に熱心で、あおば市教育委員会の委員長にも顔がきく人物です。山海中のOBでもあります。

そのため、『英語教育にTOEICを導入できないか』とか『修学旅行先は北海道のウポポイにすべきだ』とか…事あるごとに学校を引っ掻き回す面倒な注文を入れてきます。しかし、教育委員長にも顔がきく人物ですから、学校もいつも困りながら対応を強いられている状態です。

こちらは、組織を牛耳る面倒な第三者…といったところでしょうか。

○白鳥ツカサくん(15)

昨年度、私もっつが担任していた3年1組の元生徒です。お父様が地元で有名な地主で、それゆえボンボン育ちの悪ガキでした。学業成績もイマイチです。

実は「白鳥くんチのお父様は、藤堂市議に多額の個人献金をしていて、白鳥家と藤堂市議は蜜月な関係らしい…」との噂が絶えませんでした。そのため、白鳥くんの担任をする際、校長や教頭からは『くれぐれも気をつけて接するように(どうかワシか退職するまで問題は起こさんでくれ…)』と忠告されていました。

白鳥くんはバカなので当初は高校進学すら危ぶまれていました。第一希望は流石に無理でしたが、何とか第二希望だった高校に進学でき、無事に送り出すことができました。

噂では、高校では特に問題も起こすことなく、それなりに高校生活を満喫してるそうです。

2019年度の白鳥ツカサくんへの対応

担任を持ってみますと…悪い噂が先行する白鳥くんはやはり中々の悪ガキでした。しかし、校長から『くれぐれも…』と忠告されたとて、現場では彼以外に39名の生徒がいますから、彼だけに忖度はできません。

なにせ、学校には「学習指導要領」というルールブックがあり、これを逸脱した教育指導は、原理原則論からしていけません。

いくら悪ガキといえど、原理原則はしっかり守りながら白鳥クンの教育指導をしてきました。といっても、教室で騒いだ時は叱り、授業中に寝ていたら起こし…ごくごく当たり前の範疇での指導です。

また、白鳥クン本人もいうても15才の子供。高校に行けるか不安になったようで、放課後に白鳥クンの悩み相談を何度も引き受けていました。そうして1年間、信頼関係を築きながら仕事をしてきました。

無事に3年1組のメンバー全員が進路も決まって卒業となり、私はクラスから寄せ書きをもらいました。白鳥くんからは、こんな言葉が。

『もっつ先生で本当に良かったです。こんなに悩みをたくさん丁寧に聞いてくれた先生は他にいませんでした。』

『高校に行けたのも、もっつ先生のおかげです。いっぱい迷惑かけちゃったけど、本当に本当にありがとうございました』

……

泣けるやないか白鳥( ;  ; )

そして、無事に生徒40人を送り出したのでした。

2020年10月…事件は起こる

年度が変わり、私は新たに1年1組の担任となりました。抱える生徒も一新され、進路を抱える3年生の担任とは違って少し余裕も出ました。

年度が変わって半年経った2020年10月23日(金)、事件が起こります。

私もっつは、吉田教頭と校長から緊急で呼び出され、こんな事を言われます。

『緊急です。昨年度の2019年12月〜2020年2月頃にかけて、卒業した「白鳥ツカサ君」の指導方法について、週明け10/26(月)に市教育委員会の委員長まで報告することになりました。

『もっつ先生。今から私たちと一緒に委員会に出向いて、その経緯を細かくすべて話しなさい。日常的な指導やその方法の具体、面談した場合はその日時と相手の反応まで…昨年度の出来事を洗いざらいすべて報告しなさい!』

…はぁ???

去年度の終わった話、しかも感謝の言葉まで貰って円満解決した話を、なぜ急に今になってほじくり返すことに???

しかも、報告先は教育委員長?トップオブトップやないか。意味が全くわかりません。

……

さすがに納得いかなさ過ぎるので、もう少し詳細を聞いてみました。すると、こんな背景が明らかに。

『どうやら今日、藤堂たかひこ市議が、いきなり「中学3年生の進路指導に関して、学習指導要領を見直す余地はないのか?」っていう申入れを、しかも教育委員会の委員長に直接入れたらしい。』

『藤堂市議と白鳥家が“蜜月”なのを教育委員長もご存知でね…それで委員長はピンときたらしいのよ。「これは、去年山海中にいた白鳥ツカサくんが、第二希望の高校に進学したことが絡んでるな」って。』

『息子が第二希望の高校に進学した事に不満だったお父さんが、蜜月な市議会議員に泣きついて、教育委員長を突っついてきたんじゃないか…と推測したワケ。』

『そして、委員長のトップダウン「山海中の当時の担任は、何をしてくれたんだ!」って話が推測で発展してね。だから、当時もっつ先生がどう指導してたか、アリバイを洗いざらい出せ!ってなったのよ。』

おいおい、納得できるかよ!

連行、そして事情聴取

しかし、そんな文句を言う暇もなく、委員会に連行された校長と教頭と私もっつ。

会議の場では委員会の幹部ら5,6人に囲まれ、“針のむしろ”状態のもっつ。そこから「もっつが悪い事をした」というスタンスのもと、事情聴取が行われ始めました。

  • 白鳥ツカサくんとは、何月何日の何時に、何回、どこで面談したか?
  • 彼に、第一希望の高校ではなく第二希望の高校を進言したのか?本人は納得していたのか?
  • 日常的な指導は適正だったか?行き過ぎてなかったか?

とまあ、定時過ぎて20時頃までブッ通しで尋問されました。もはや警察の取り調べです。

半年以上のそんな細かな話、ぜんぶ覚えてるワケないやんか。そして、バカな悪ガキを指導するだけでも大変だったのに、なんとか高校に入れて、寄せ書きで感謝の言葉もらってる時点で、及第点以上のことしてるでしょ。そして俺の苦労は職場のみんな(吉田教頭以外)が理解してくれています。

会議の中で流石に私も黙っておれず、こう弁明しました。

『白鳥ツカサくんだけ忖度するようなことはできませんから、学習指導要領の原理原則を守って、日頃から厳正に教育指導をしてきました。』

『それは、職場の皆が理解しています。生徒本人からも感謝の言葉まで貰ってます。』

…すると、しびれを切らした上司の吉田教頭から、こんな発言が飛び出したのです。

『あのねえ!原理原則を守るっつったって…そんなの現実は無理に決まってんの、君も分かるだろ!!』

『原理原則なんて置いといて、生々しい話まで本人と膝を突き合わせて話をしてこなかったから、こんな事態になってるんじゃないか!!少しは今の状況を考えろ!』

はあああ?????

もう上司も守ってくれません。まるで責任は私1人にあるかのように、事情聴取が進みました。

……

最終的には、なんとか“私もっつの当時の仕事のやり方は適正だった”ということで経緯が整理され、A4×2枚の「経緯資料」として整理されました。そして、その「経緯資料」のペーパーを使って、後日、委員会幹部が委員長に報告がなされた…らしいです。

こうして、事態は終止符が打たれました。

まるで何事もなかったかのように、また普段と変わらぬ日常が再開されました。

私は戦うことにした

前述のストーリーは、設定から何から何まで完全に創作ですが、私が実際に働く職場で、つい先日限りなくこれに近しい出来事が起きたのです。

前年度の過ぎ去った仕事のことで、組織をあげて“晒し首”にされて尋問を受け、そして個人単位のこと細かなアリバイが組織のトップにまで報告されました。

なぜ私は、ここまで悪者かのように根掘り葉掘り半年以上も前のことを事情聴取されるのか。しかも、めちゃめちゃ適正に仕事をして、既に解決済みの話なのに…です。

まるで何かあったら、責任がオレ個人にあるみたいじゃないか。上司の責任は何処へ行った?今回は「もっつの仕事は適正だった」で終わったけど、ちょっとでも落ち度があった場合、今頃私は一体どうなっていたのだろう…そんなことを考えたら恐怖でしかありません。

そもそも、元をたどれば『要領を見直して欲しい』っていう申入れじゃないか???シンプルにオレ関係ないじゃん。組織の長が勝手な憶測をして、トップダウンでオレ個人の尋問が行われてる状況が既に異常じゃんよ。

……

正直言って私は失望しました。職場にも、組織にも。あまりにも不当な扱いでした。

職場というものは、時にとんでもない不条理なことが起こるものです。勿論そんなこと起きないことが当たり前で然るべきなのですが。それもまた社会…ということでしょうか。

社会人ゆえ、ある程度社畜に染まるのは仕方ないことですが、ある程度は染まり切らずに「おかしいものはおかしい」と感じられる感性は、何歳になっても残しておきたいものですね。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました!