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それでも私が新興国株式にも投資する理由 ~優秀な王(ワン)さんと爆弾娘の白(バイ)さん~

こんにちは、もっつです。

現在わたしは「国際分散」でインデックス投資を実践中ですが、世の中には様々な投資スタイルがあり、特に対象国をアメリカに特化した投資を実践している方を数多く見かけます。

たしかに、近年の実績では「米国株投資」が安定的で有利なので、私自身もそこは納得できます。また、ボラティリティばかり高くて近年はいまいちパッとしない「新興国」なんて、切り捨ててしまおう!という考えも、これまた同意できる部分はあります。

…しかし、それでも私は、比率こそ少ないものの「新興国株式」への投資は続けていくつもりです。そこには、私個人のとある過去の“実体験”が由来しています。

そこで今日は、私が新興国株式に投資している、何のデータも理屈もない動機と体験談を、つらつらと書いてみたいともいます。

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登場人物

これは、私が大学院にいた頃のかれこれ10年近く前の話になります。

配属の研究室には約30人の学生がおり、そのうち7,8人は留学生でした。具体的には、精華大学とかからウチの大学院に編入してくる中国人留学生が多くいました。その中に、特に印象的だった2名の中国人留学生がいました。

王(ワン)さん

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王さんは私が修士の頃に博士課程だった女性の先輩です。一言で言えば、超優秀な方でした。

大学院は通常、修士課程2年・博士課程3年というのが最短ルートです。しかし王さんは、修士1.5年・博士2.5年の計4年で修了できる特別なプログラムを大学から認められていました。来日して2年程度なのに日本語は超ペラペラ。ゼミでのプレゼンも考察も大変優秀でした。

見た目と雰囲気的には「キレッキレの木村多江」とった感じでした。

白(バイ)さん

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白さんも女性の先輩で、学年的には1つ上でした。一言で言うと…白さんはポンコツな人でした。

来日して日本アニメにどっぷりハマり、デスク周りはアニメグッズで埋め尽くされていました。肝心の研究は、ペアを組んでいた博士課程の気弱な先輩・大島さん(仮称)に任せっきりで、サボりまくってました。白さんは一応、中国国内の何かの助成制度を適用して日本に来たみたいで、当時私たちは『中国の国費が白さんのアニヲタグッズに注がれている』と揶揄したものです。

見た目と雰囲気的には「コンディションの悪い小沢真珠」といった感でした。

教授T

ここで、私の研究室の教授・T氏も紹介しときましょう。T教授は、その道では“権威”と評され、そして超怖い人でした。

私たちのことをナチュラルに「貴様」と呼称し、パワハラで学生を病院送りにした事例があります。私たち学生の研究はこのT教授のOKをもらえないと前に進めず、考察にスキがあると激烈な“論破”を食らいます。なにせ権威ですから、その論破の追い詰め方や破壊力は凄まじくて“病院送り”も納得のレベルです。SNSや某掲示板で散見される論破なんてカワイく思えるほどでした。

見た目と雰囲気は…特に類似はなく、単なる「小柄なインテリヤクザ」でした。

超優秀な王さん

私たちの研究室では、1,2週に1回のペースで、研究室全員の前で研究の進捗状況をプレゼンする機会がありました。私もよく大勢の前でT教授の説教(というか言葉のレ◯プ)を食らっていたものです。

さて、そんな鬼のT教授も、王さん相手となると少し事情が違いました。王さんとT教授は常に同じ次元で熱い研究議論をやり合っていました。時にT教授と意見が割れることもありましたが、王さんは、相手が権威たるT教授だろうと絶対折れず、主張を貫き通す人でした。冷静かつ迫力ある王さんの姿に、時に鬼のT教授の方が折れるシーンもたびたび見受けられるほどでした。王さんがT教授に怒られているシーンを私は見たことがありません。

異国の地に一人飛び込み、その国の権威にも臆さない優秀な女性研究者…それが王さんという方でした。

爆弾娘の白さん

一方の白さんは超絶おサボりウーマンなので、研究進捗もプレゼンも毎回グダグダでT教授も呆れていました。ラチが開かないので、ペアの先輩・大島さんに流れ弾が飛び、いつも2人セットで叱られていました。

すると、白さんは、私たち大勢のいる前でこう言い放つのです…

『コレハ、大島ノ計算プログラムガ良クナイカラダヨ!!』

『私ガ居ナイ間に、大島ガ仕事シナイカラ、コウナルンダヨ!!』

ポニーテールを振り乱しヒートアップする白さんを見て、我々は『マジかよ…』と肝を冷やしたものです。自分のことを棚に上げるスピード、他人に責任転嫁するパワー、半端ないなと(笑)。そしてこれ、毎回のことですからね。

白さんの“爆弾娘”っぷりが炸裂すると、T教授はもう白さんの相手を諦め、怒りの矛先を完全に気弱な先輩・大島さんに向けるのでした。言葉のレ◯プを浴びてたあの時の大島さん、可哀そうだったなぁ…

こんな感じで、自分のことは棚に上げ全部他人に押し付け、強引に自分の成果をもぎ取る…というのが白さんスタイルでした。

日本人にはないエネルギーが中国人にはある

属性はかなり違うにせよ、王さんや白さんの姿を見て、私は中国人の前に進むエネルギーの凄さをビシビシと感じていました。

王さんはそもそもが超優秀な人材であり、それでいて環境に臆せずガンガン前に突き進む人でした。白さんはちょっと人間的に“アレ”でしたが、何ふり構わず自分の利益最優先で動く姿勢は、逆に清々しさすら覚えるほど。良いか悪いかは一旦置いといて、御二方からは、我々日本人の感覚では到底考えられない“エネルギー”というものを感じ取りました。

王さんも白さんも、今回は「研究室の仲間」という立場でした。しかし、仮に二人が何かの折に「競うべき相手」になったとしたら…どうでしょうか。これは相当な脅威です。私は正直、この御二方とマトモに戦える自信がありません(笑)

そして、王さんや白さんみたいな人の集合体が“中国”だと考えたら…やはり、めちゃくちゃ脅威です。なにせ人口が日本の10倍いますから、王さんや白さんみたいな人がゴロゴロ存在していると考えても、決して変ではありません。

……

これが、私が「新興国株式」に投資をしている理由です。

王さんや白さんのように、エゲツないエネルギーを持った人種の集合体が「新興国経済」を作っているとしたら…やはりこの脅威的な存在は無視できません。だからこそ投資をするのです。

中国が進めている自国の成長戦略「中国製造2025」だって、国が形振り構わずガンガン民間に肩入れして強引に成長させてますからね。欧米からそのやり口に批判を食らってもお構いなし…ちょっと白さんのマインドを感じますね(笑)

おわりに

私は、株式投資が100だとしたら新興国は20%程度で、残りの先進国が65~70%、日本国内が10~15%…といった感じです。

新興国株式はボラティリティも高く、2018年に関しては右肩下がりでパッとしませんでした。信託報酬も高めです。米国株投資に比べてかなり目劣りして見えるのも事実です。

しかし、今後アメリカ経済がどうなるかは誰も分かりません。今後は中国経済が世界を引っ張るかもしれませんし、逆にもっと中国経済が下落するかもしれません。結局のところ、どの投資対象がベストかなんて、私にはさっぱり分かりません。分からないからこそ、王さんや白さんの姿から妙な脅威を感じ取ってしまった中国・新興国にもちょっぴり投資をしているのです。

王さんや白さんが中国人の全てではない事は重々承知してます。何のデータも理屈もない定性的な理由ですが、とどのつまり投資というのは「自分自身が何を信じて、どう納得するか」ですからね。こういう理由付けもアリかな?と個人的には思ってます。

 

ところで王さんや白さんは今なにしてるんだろうな。さすがに結婚したかな…?だとしたら、どっちも旦那さんも大変だろうなぁ(笑)

 

本日も、お読みいただき有難うございました!