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みなさんハザードマップってちゃんと見てます? 〜江戸川区のハザードマップが攻めてる〜

こんにちは、もっつです。

これを書いている2019年6月7日、東京も梅雨入りしました。広島では避難勧告も出ているようで…相変わらず自然の脅威というのは恐ろしいですね。

ところで先日、江戸川区役所がこのようなハザードマップを公表し、ちょっとした話題になっています。

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www.city.edogawa.tokyo.jp

開口一番、区が自ら『ここにいてはダメです』と、非常に危機感を煽るハザードマップ。官公庁が公表するものの類としては、かなり攻めた印象を受けます。

そこで今日は、ハザードマップをテーマに書き綴ってみたいと思います。

ハザードマップとは

簡単に言うと、ゲリラ豪雨などが起きた際に、どのエリアが危険か?安全か?の度合いを、地図上に色付きで可視化したマップです。他と区別するために「浸水ハザードマップ」「洪水ハザードマップ」とも表現されます。

私たち一般市民でも、水害時の危険度をパッと見で理解できること目的として作られています。今ではいろんな区市町村が公表していて、自分が住んでいる街のハザードマップは役所のHPから確認できます。

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※これは人気タウン「武蔵小杉」周辺のハザードマップ。駅の近くでも3mくらい浸水のしそうだ、という着色が…

一見すると、ただの「地図の塗り絵」程度にしか思えませんが、国も交えてシッカリした手続きのもと作られています。各区市町村がただのノリで作った“塗り絵”ではないのです(笑)

 

ところで、ハザードマップってそもそも必要なのでしょうか?

極論を話してしまえば、街そのものが雨水がじゃんじゃん川に流れてくような作りをしていれば、物理的に浸水なんてしません。山肌にコンクリを打ちまくれば土砂崩れも起きませんし、川に“スーパー堤防”を建設しまくれば氾濫なんて起きません。それが理想ですが…限界はあり、最終的には私たち個々人が重い腰を上げて自主的に避難行動をとらなくてはなりません。社会による「公助」と自分自身の「自助」…両方が重要なのです。

しかし、私たちは中々避難行動をとらない生き物なのです。一人ひとりが『ココは危険だから…逃げよう!』と心の底から思えないと、重い腰など上げないワケです。ハザードマップは、私たちの災害時の自助を促す「意識改革ツール」でもあるのです。

ハザードマップの「作成条件」

ハザードマップを作る上では、その前提となる条件の設定が必要不可欠です。

以前は、平成12年に起きた「東海豪雨」という1日に600mmとか800mmとか降るゲリラ豪雨を想定して作ってたようです。そんな滅多に起こるものではなく「50〜100年に1度レベル」といったところでしょうか。しかし、最近の主流は「豪雨で荒川が決壊した場合」という想定をしているようです。発生確率は「1000年に1度」といったところ。…もはや起きる気がしませんね(笑)。このへんは、国とかが指針を示すことが多いです。

そういった豪雨の条件と実際の地形データのもとでシミュレーション計算がなされ、ハザードマップが出来上がります。シミュレーションは話が難しいので割愛しますが、早い話が「水は時間経過とともに、高い地形から低い地形に向かって流れ、低地で水が溜まる」という、死ぬほど当たり前な傾向のシミュレーション計算が導き出され、その結果がハザードマップとなるのです。

ざっくりいうと、『1000年に1度レベルの大雨が降ったら、わが町はこんな感じで浸水するよ』という情報をマップ化したのが、ハザードマップなわけです。そして、低地や川の近くは危険度が高い…という、よくよく考えたら超当たり前な事実を、改めてつまびらかにしてくれます。

え?1000年に1度の災害なんて起きるワケねぇって??そういうツッコミは無しです。防災っていうのはそういう次元で考えるべき代物なのです。起きたら起きた、なのです。

江戸川区ハザードマップが攻めている件

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江戸川区ハザードマップ…これ、結構すごいことなんです。『ここにいてはダメです』という、小学生にも分かる煽り文句…素晴らしいの一言です。

普通、ハザードマップはここまで強い主張をしません。そんなもの役所が公表したら、これを見た区民はきっと不安がり、区外に転居を考える区民も出現するかもしれません。不動産業界だって物件イメージが悪くなって困るかもしれません。非常に大きいハレーションが起こるのです。区役所が区民に不安を煽るなんて、ある意味“御法度”みたいなものです。

…しかし、きっと江戸川区役所はそんな批判は百の承知で、あえて強い煽りを入れているのです。江戸川区はマジで危険であることを身を削って公表しているのです。通常のハザードマップは『とりあえずマップ作ったから、あとは自分で考えてね』という程度です。区からこんな強いメッセージをハザードマップに載せているのは、先程の「意識改革ツール」としてはある意味100点満点なのです。

自分の街のハザードマップを見たことありますか?

どんなに目の前で災害が起きてようと、人はなかなか避難行動をとらない生き物です。そんな中で、私たちが水害に巻き込まれて死なないためには、私は2つの策しかないと思っています。

1つ目は、既に危なそうな地に住んでいる人は、一度はハザードマップを見てイメージを抱いておくこと。自分の家は何m水に浸かってしまうのか?どこら辺まで逃げれば浸水被害に巻き込まれなくなるか?イメージを持っとくだけでもかなり違うでしょう。人間は事前準備していない行動はとれませんからね。

2つ目は、そもそも危ない地には住まないこと。もう物理的に水害に巻き込まれなそうな地に住んじゃう…アホみたいですが、結局これが一番分かりやすくて有効な策だと思います。例えば住まい探しをしていて、複数の選択肢で悩んでいたとします。その時にハザードマップを使って水害リスクが少なそうな方を検討できるなら、こんな良いツールはないでしょう。無料ですし。

 

私は、2年前に自宅マンションを購入しましたが、購入前に当然の様にハザードマップを確認していました。自分自身が土木工学を学び、今も土木に関連した仕事をしていることもあったから…ということもあると思いますが。勿論、浸水被害のリスクが限りなく少ない地に、今もこうして住んでいます。

…しかし不思議なもので、私みたいな人はまず見たことありません。私としては、無料のハザードマップを見とくだけで、水害のことを考えずに生きていけるかもしれないし、細かい事言えば、火災保険の水害オプションを入れずに済んで節約にもなるんですよね。

実は前述の江戸川区ハザードマップ、『江戸川区だけではなく)江東5区もほとんど水没します』と、恐ろしい事がサラリと書いてあります。近隣5区には…例えば人気タウンの「豊洲江東区)」もあります。…果たして、豊洲のイケイケタワマン住民のうち、何人がハザードマップを見ているのでしょう?おそらく、桁違いの豪雨時には、豊洲も『ここにいてはダメ』な街になりかねないハズなんですけどね…笑

 

こう言っちゃなんですが…どうせ人間なんて災害時には“無能の極み”になっちゃうんですから、ハナから災害リスクが小さい街に住むのが一番合理的な気がしますけどね。

 

本日も、お読みいただき有難うございました!