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会社が破産するということ 〜僕は企業の破産を予見できるか?〜

こんにちは、もっつです。

私は、学生時代から「土木」を専門に育っており、現在もこの分野での仕事をしています。

先日、職場経由でこのようなニュースを目にしました。

news.livedoor.com

この会社の破産は、“2018年の建設業界”に限って言えば最大規模の破産だそうです。私はこの会社には直接関わってはいませんが、似たような業界にいると「アレやコレや」と、妙に“生々しい”話が耳に入ってくるものです。

そこで今日は、「企業の破産」をテーマに書き綴ってみたいと思います。また、私たちは「企業の破産」を予見することができるのか?ということも展開してみたいと思います。

※この記事では、今回ニュースになった破産したこの会社を「M社」と略して記述します。

「企業の破産」は人間でいう“死”

よくニュースで「◯◯社が経営破たん」というフレーズを耳にすると思いますが、「経営破たん」と「破産」は実は天と地ほど差があります。

よくあるパターンでは、企業が経営破たんに陥ると「民事再生法」や「会社更生法」を適用し、法律に守られながら経営の復活を図ります。この時点で既に企業として“死”が近いわけですが、意外とそこから生き延びる企業は多いです。有名な例では「JAL」がそのひとつで、優秀なスポンサー企業が付いて金回りを良く戻したり、うまくいけば延命・再生されます。「経営破たん」とは人間でいう「余命宣告」みたいなもので、死が近いものの、適切に医者の手助けや投薬措置を受けることで上手に延命するのと似た状況、というわけです。

しかし「破産」となると話が別。この場合は適用する法律が破産法に変わります。前述の民事再生法等でもどうにもならない場合、或いはハナから再生の見込みがない場合、企業は「破産」への道を辿ります。

いうなれば、「企業の破産」とは人間でいう「死去」みたいなものです。そこに何かしらの余地もなく、“企業の存在そのものが消滅”します。社長も上司も部下もなく、その企業に属する人は容赦なく“即時解雇”です。当前ですよね。“勤め先の存在すら無くなる”のですから…

破産する企業は“予見”できるか?

自分自身の勤務先が破産したらもう“最悪の最悪”ですが、どんな形であれ「企業の破産」には関わりたくないものです。個人投資家にとっては、投資先の企業が破産でもしたら、自身の資産がフッ飛ぶという最悪シナリオが待っています。

そこで、今回の「M社」を例に、企業の破産は事前に見抜くことごできるだろうか?ということを、私見たっぷりで考察してみたいと思います。

表向きな企業情報

今回のM社は、直近の年間売上高は約250億を計上していました。冒頭のニュースにもあるように、オリンピック案件や東北の震災復興事業など官公庁の手堅い仕事もしっかりおさえており、ここだけでも少し信頼性すら感じる人もいるでしょう。少し専門的ですが、橋梁の建設に高い技術力と実績を備えています。

売上高・手堅い仕事の受注・技術力と実績…はたしてM社は“悪い建設会社”に見えるでしょうか??私が思うに、M社の業績や事業内容といった「表向きの情報」だけでは、M社の破産を予見するのは限りなく困難だと思います。

メディア露出

tech.nikkeibp.co.jp

これは「日経コンストラクション」という、建設業界が御用達の専門誌のウェブ版記事です。ウチの職場でもよく冊子が回覧で回ってきます。会員でないと全部見れませんが、要は「M社が生きのいい優良企業である」という特集が書かれています。

この特集記事から1年も経たずしてM社は破産します。

もう一度言いますが、このメディアはテキトーなネット系メディアではなく「建設業界“御用達”の会員制専門誌」です。専門誌ですらM社の破産が予見できなかったのです。

メディアによる「この企業は急成長!」「将来性に期待!」といった情報は、結構アテにならないものだ、ということが良く分かりますね。

金払いの悪さ

建設業界の仕事は、測量するのは測量会社…道路を舗装するのは舗装会社…といった感じで、一つの工事現場の中に、作業ごとに多くの「下請企業」がぶら下がる構図になります。実質、建設現場というのはこういう下請企業のマンパワーで成り立っており、逆を言うと下請企業と適切に手を組まないと仕事になりません。

しかしM社は「下請企業への金払いが悪い」という噂が常につきまとっていました。また、最終的にはM社は「自社の社員の給料すら払いが遅れる」という、局面にまで事態が悪化していたようです。

「金払いの悪さ」という、近しい関係者でしか知り得ない内情に、「破産」のサインが見え隠れしていたようです。

企業の破産はなかなか予見できない

当初は、とある会社がM社の再建スポンサーとして名乗りをあげていたようです。しかし、そのスポンサー候補の会社は急きょ撤退し、それが引き金となって「M社破産」に至りました。

実はM社、創業者だったとある人物に権威が集中していた所謂「ワンマン経営」の体質があったそうです。そして、経営情報も虚偽や粉飾決算もしていた疑いもあったようです。一度は手を挙げたスポンサー候補が急に撤退するくらいですから、そういった「会社体質のマズさ」もかなり影響したのでしょう…闇が深いですね。

「M社は危なそう」というのは、あくまで私がたまたま似たような業界にいるからこそ悪い噂が耳に入ったのであって、上っ面の企業情報だけ見ていたら、むしろ「優良企業」と判断していたかもしれません。

結局のところ、「売上高・経常利益」「実績」「メディアの掲載」といった“表向き”の情報だけでは、企業の真の姿は分からない。…そう感じてしまいました。影で粉飾決算されてしまったら、そんなん個人投資家レベルではどうにもできませんし。

 

「ワンマン経営」「粉飾・虚偽」…おや?最近どこかで聞いたような??気のせいでしょうか(笑)

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました!