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つみたてNISAフェスティバル2018(#つみフェス2018)に行って来ました!

こんにちは、もっつ(@motzmotzz)です。 

今日は、2018年4月21日に開催されました、金融庁主催の「つみたてNISAフェスティバル2018」に参加してきましたので、こちらのレポートを記事にしてみました。 

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プログラム・全体概要 

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※当日のプログラムについては、既に金融庁HPに正式PDF版が公開されております。

会場については、赤坂のとある場所で定員250名で開催されました。冒頭の村井政務官のご挨拶によると、僅か4日間でSoldoutになったらしいです(Soldといってもこのイベントは無料ですが…)。にわかにつみたてNISAの注目度が高まってきている証拠なのでしょうかね。 

出席者は40代~50代が多く、ご夫婦で出席されている方を多く見かけたのが印象的でした。途中お子さんの鳴き声も聞こえたので、お子さん連れの方もいたのでしょう。私の様に30代以下の人は少ない印象でした(体感的には2割以下)。 

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また、当日の内容については、Twitter上で“安房”さんによる実況が詳しくまとめられています。今日の私の記事以外の内容は、安房さんの実況でほぼ網羅されているので、そちらを参照されたらもう十分かと思います。

⚡️ "つみたてNISAフェスティバル 2018/4/21"https://t.co/2ZqgOQD4tN

安房 (@an_bow) April 21, 2018

 

岡本和久氏 基調講演 

岡本和久氏は「I-Oウェルス・アドバイザーズ株式会社」の代表取締役社長の御方で、長らく証券会社等の金融業界に勤めた経歴がある方。今は主に個人投資家向けに“ファイナンシャル・ヒーラー”(プランナーではない)の活動をされているそう。ヒーラーとは“癒す人”。一瞬その肩書に「?」と思いましたが、お話の内容を聞いてその意味に納得し、非常にためになり、若干“癒された”気がしました。以下に、私が印象に残った話を抜粋します。 

お金持ちではなく“しあわせ持ち” を目指そう

同氏は、将来の目標は「お金持ち」ではなく「しあわせ持ち」にすべき、と主張されていました。その「しあわせ」については以下の様に定義していました。 

  • “しあわせ”の構成要素は、「お金」「健康」「家族」「交友」「趣味」「社会貢献」の6
  • この6要素すべてがバランスが取れている状態こそが“しあわせ”である

今回は確かに「投資(=お金)」のセミナーではありますが、「お金持ち」=即「しあわせ」ではない、という事を非常にシンプルに明言されてて、非常に好感が持てました。 

将来いくら必要?今いくら投資すればよい? 

同氏の主張としては、以下の通りでした。 

 

Q.毎月、何万円投資すればよい? 

⇒A.ご自身の“収入ー投資=支出”という図式の中で行えばよい 

具体的に“何万円”という明確な数字など存在せず個々人の生活による、という前提を置いています。そして、収入と支出の差分、つまり余剰資金を投資に回せば、資産運用としては十分である、と暗に伝えてくれたように感じました。 

 

Q.将来、何万円が必要になる? 

⇒A.ご自身の購買力を維持できて、かつ+αをまかなえる額が必要 

ここで「購買力」という言葉がでます。同氏は、人間というのは一旦上がった生活の質を下げることは非常に難しい、ということをおっしゃってました。私たちは社会人をリタイアしたら収入が減りますが、だからといって貧乏暮らしを受け入れるのは想像以上に難しいそうです。 だとしたら、今のような現役時代の購買力(=お金の消費量)を維持できつつ、更に+αお金を使っても大丈夫なくらいに、お金を準備しましょう、という主張でした。 

手持ちのお金で幸福感を最大化する努力をしましょう 

結局、私たちが何かできることがあるとすれば、その時に持っているお金で、ご自身の幸福感を最大化することに尽きる、と同氏はおっしゃってました。 

例えば老後の資金が5,000万円あったとしたら、その枠の中で最大限にしあわせになれる行動を考えることに集中しましょう、という主張でした。 

つみたてNISA 誕生秘話 

ここでは、有識者金融庁の方が登壇し、つみたてNISAが誕生した背景・経緯・裏話を展開してくれました。 

お話の内容をザックリ抽出すると、以下のような展開でした。 

  • これまでの日本は、金融業界における投資商品の“売り方”が良くなかった(手数料の利ザヤ目的、エビデンスではなくポーズ主体の売り方)。そして、投資家が離れ、国内に投資が根付かなくなった。
  • つみたてNISAの「信託報酬1%以下」の基準値は行政主導で設定した様子。アクティブファンドを対象にするかワーキンググループでもよく議論された模様(行政が経済活動の自由度を削くことをしてはいけないため)
  • “お金が貯まったら投資する”という考えは大抵うまくいかない。ボーナス時など大金を持った状態で投資したりするとギャンブルしがち。給与天引等の形で日々貯金と投資を並行する形が合理的で良い方法。
  • 登壇者からは「つみたてNISAはタックス・ヘイブンである」という言葉が出た。大事な事は「つづける・つづける・つづける」最後にもこのテーマを復唱して、トークが終了。

当日はそこまで生々しい話まではいきませんでしたが、日本国内に投資活動を根付かせるために、行政+有識者の検討グループがつみたてNISAの制度化に相当力を入れていたことをヒシヒシと感じました。 

そして、私もっつなりに解釈すると金融庁有識者から見たら、金融業界ってホント信頼されてないんだなぁ…」とも感じました(笑) 

はじめての投資!おすすめの一冊ベスト10 

ここでは、有名ブロガーさんの「虫取り小僧」氏、「吊られた男」氏、「たぱぞう」氏の御三方がプレゼンターとなって、おススメ投資本ベスト10を紹介してくれました。ランキングは事前投票制で、終始軽妙な語り口で進行され、会場の雰囲気が一気に温まりました。ここでは、そのうち1~3位を抜粋してご紹介します。 

・3位「ウォール街のランダムウォーカー」 

・2位「敗者のゲーム

・1位「お金は寝かせて増やしなさい」  

もっつの所見 

3位ウォール街のランダムウォーカーと2位敗者のゲームはどちらも古くからある海外の名著で、この2冊を読破すれば、必要な金融リテラシーが確実に備わる、とレビューを受けてました。…といっても私は未読なので、機会があればチャレンジしたいと思ってます。 

1位のお金は寝かせて増やしなさいインデックス投資ブロガーの水瀬ケンイチ氏による、2017.12に発行された比較的新しい著作で、察するに相当に票が集中したと思います。私もっつ自身も読了しております。この本の最大の魅力は、後半に記されている水瀬ケンイチ氏自身による15年間程の投資体験記です。その間にはリーマンショックも経験され、その時期にはネットや2chで散々に貶される等、その生々しさは圧巻です。長期投資は良い時もあれば必ず悪い時もある、結果的には良い方向に向かう、という事を体験的に示してくれている、稀有な書籍です。私自身もおススメです。 

つみたてNISA公式キャラクター発表 

ここは、私自身ちょっと中座してたので、結果論だけ。彼(男?)に決まったそうです。

twitter.com

 

3案が最終候補で残っていて、当日最終採用の発表となりました。たしかに3案の中では完成度が高かったですね。着ぐるみにはしにくそうですが(笑) 

有識者によるパネルディスカッション 

ここでは、金融庁の方も含めた有機者4名のパネルディスカッションでした。基本的な構図としては、一般の人からの投資に関する質問を、山崎元さんを中心にバサバサ切りまくる、という見てて痛快なものでした。 

以下に、代表的な質問と有識者による回答を抜粋してみました。 

Q.合コンやショッピングでお金が無い。どうすれば? 

【回答】 

・先に投資してしまって、残った額の範疇で合コン行けば良いのでは? 笑

・支出には「他人に負けないための支出」というものがある。要は『お隣が〇〇買ってるから私も買っちゃおう』みたいな。まずはそれを見直すべき。 

 Q.最近は相場が乱高下。そんな局面でも投資していいの? 

【回答】 

・景気後退は概ね5年スパンで起きていて、現在はリーマンショックから9年経っており、いつ起きてもおかしくない。乱高下とはそういうもの。 

・つみたてNISAはそういった局面に左右されず強制的に積立投資を強いる制度なので、人間行動学的には良い制度である。 

Q.長期投資って儲かるの?長期ってどれくらいすればいいの? 

【回答】 

・まず長期投資というのは、明確な売り買い時でもなく資産のリバランスやリアロケーションの必要もない…という状態が結果的に長期に続いている、という“結果論”的な代物である。だから期間に拘る必要は特にない。

・ただポートフォリオの調整は常に大事で、特に取引コストは最大のファクターなので気を払うべき。 

・短期投資が〇で長期投資がダメ…という金融商品は存在しない、というのは明らか。やはり長期投資が良いと思う。 

Q.仮想通貨への投資はどうか? 

【回答】 

・本源的な価値が無いのでダメ。 

Q.ロボットアドバイザー等を活用した投資は? 

【回答】 

・リスク資産への理解や資産配分・リスク設定等を学べば、ロボでなくとも自分で運用できる。

・そこを人任せにして投資してるようではダメ。そんな人にかこつけて販売する方もダメ。 

Q.つみたてNISAと従来NISAとの一本化は?スイッチングは?恒久化は? 

【回答】 

・つみたてNISA中にファンドが繰上償還してしまうケースが考えられるが、その場合にはスイッチングを適用するのはアリかと。

・過去の税制大綱にはNISA制度の一本化を目指す旨の記載があったが、今年はその記載が消えている。  

・一本化や恒久化は、相手がいる話でもあるので、ここでは何とも…(by金融庁) 

Q.インデックスファンドの信託報酬の値下げが進んでるが、そんなに安くなって大丈夫か? 

【回答】 

・たぶん大丈夫。ファンドを出してる金融機関も覚悟を決めて販売しているはず。 

・まだまだインデックスの使用料が高いと思う。よって、まだ信託報酬の引き下げ余地はあると思う。 

Q.妻へ投資を説得するにはどうすれば? 

【回答】 

・公的・歴史的なデータを見せて、説得してみてはどうか?(男性陣) 

↓ 

・女性に対しては、データ見せてもダメだし、一言で伝えようとしてもダメ。「お金とはいったい何なのか?」等、もっと包括的にお金の話を展開して説得すべき(女性の島田氏) 

もっつの所見 

とても濃厚なディスカッションでした。終始、山崎氏が金融庁の方にきわどい質問を迫る姿もおもしろかったです(金融庁の方は肝を冷やしたと思いますがw)。 

最後に記述した「妻への投資の説得」のやり取りは、個人的にイチバン印象に残ったかもしれません。私自身も、妻に投資(つみたてNISA+iDeCo)を実行させるために、非常に長い時間をかけて説得した経験があります。男性陣の「妻へはデータを示せばよい」という返しに対し「女性はデータなんか見せられても理解しようとしない」という女性の島田氏のカウンターは、思わず深く頷き、そして笑ってしまいましたw 

また、「年老いた親がボッタくり金融商品をつかまされたらどうするか?」という質問に対し「実は私の母も…」という回答が出てきて、やはりプロであっても家族と投資の関係は難しいんだなぁ…と思いました。 

おわりに 

何より、金融庁という官公庁が主体的にこういったセミナーをやるというのは良いことですね。まだまだ「投資=怪しい」という感触が残る世の中ですから、官公庁という“公式感”はとても大事だと思います。 

金融庁の方も「職場つみたてNISA」といって、まずは官公庁の職員に向けて、職場ベースからつみたてNISAを普及させる活動を強めるみたいですね。 

いろんなパートで様々な方が登壇しましたが、ほぼ全員が「投資は何があっても続けること、やめないこと」という主張を伝えていました。全員がおっしゃるんですから、いかに重要で、いかに当たり前で、それでいかに難しいか…ということですね。 

 

長文、お読みいただいてありがとうございました!